2015年12月24日   根本的な空き家問題とは。

“空き家問題”
今年は「空家等対策の推進に関する特別措置法」が施行され、改めて“空き家”に対する意識が高まってきている感じています。
ただ、空き家問題は多岐にわたります。
危険性の問題、衛生上の問題、治安上の問題、景観上の問題等いくら法律があっても一概に解決しない問題ばかり。
ましてや縦割りの行政システムの中で、横断的に存在する空き家の課題に対応することは簡単ではありません。
仮に時間と手間をかけてこれらの目に見える問題が解決したとしても“空き家問題”一件落着とはならないでしょう。

それは“根本的な問題は目に見えない”から

人口が右肩下がりになり、後継者や相続人の数が減り続け。
大企業が軒並み経営困難に陥る現代社会の中で。
高度成長時代とは明らかに『価値観』が変わってきています。

根本的には、現在そして将来の『価値観』に合った建物や町にしていかないと空き家問題は解決しない。
目に見えない『価値観』を目に見える形にする難しさが“本当の空き家問題”だと思っています。

先日、新たな『価値観』を形にした方の講演会がありました。

難しいけど楽しそう!
不動産会社の役割を改めて考えさせられる夜でした。




Posted by 信州の不動産屋さん at 08:43Comments(0)日記不動産